6.25.2008

サッカー監督について思うこと。

先日の日本対バーレーン戦を見て一番印象に残ったこと。それは、ヘボヘボの日本代表ではなく、目を疑うようなミスで終了間際に失点したバーレーンのGKでもなく、外見には全く無頓着なのだと思っていたあの岡田監督が洒落っ気たっぷりに爽やかな水色の眼鏡をかけていたことでした。

Euroを見ていても、ヨーロッパの代表監督ってファッションも立居振舞もサマになっていてかっこいいです。

例えば、クロアチアのビリッチ監督。現役ロック・ミュージシャンでもあり、とにかく熱い伊達男です。得点シーンのガッツポーズや惜しくもゴールを逃したときのリアクションも選手以上に大げさ。トルコ戦で延長終了間際にゴールを奪ったときなんて、誰よりも大はしゃぎしながら駆け回っていたのが微笑ましかったです。その直後に地獄を見ることになるわけですが。

また、イタリアのドナドーニ監督。現役時代はモジャモジャヘアに無精ひげのどちらかと言えば小汚いラテン系男でしたが、監督になってからは白髪交じりのヘアと整えられたひげにスーツ姿が風格あふれる、ちょいワルオヤジへと見事に変貌しました。

そして、フランスのドメネク監督。風貌は眼鏡にこだわりが見られる以外はお世辞にもかっこいいとは言えませんが、記者会見でのエスプリの利いたコメントなどに独自の美学が感じられます。敗退した直後に恋人にプロポーズするという厚顔無恥さからも、自分のスタイルを貫く強心臓ぶりがうかがえます。

岡田監督も、眼鏡の次は、試合中に着ている日曜日のお父さんみたいなジャージ姿をやめてはいかがでしょう?