8.31.2008

朝鮮パワー炸裂。

昨夜は、在日朝鮮人の結婚式に出席してきました。非常に感動的な素晴らしい式だったのですが、中でも朝鮮人のパワーには圧倒されました。

新婦が歌を披露した場面では新郎の母がステージで縦横無尽に踊りまくり、新郎が亡き叔母に宛てた手紙を読み上げると会場の方々から嗚咽が。テレビなどで見たことはありましたが、本当に感情の起伏が激しいんですね。

感情をストレートに表現できるカルチャーって、ちょっと羨ましい。

8.28.2008

A man with the wet feet.

最近、夕方4時半頃にフロアのトイレに行くと、不思議な光景をよく目にします。小太りの中年白人男性が、洗面台のところで靴を脱いで素足を洗っているのです。大柄な体躯を折り曲げて、ふーふー言いながら。

初めて見たときは、コーヒーでもこぼしてしまい、足が濡れたのを拭いているのだと思いました。ところが、その後もことあるごとに同じ光景を目にする、しかも決まって4時半前後という規則性を鑑みると、何か重大な秘密が隠されているように思えてなりません。否が応にも興味をかきたてられます。

例えばヒゲの濃い男性諸氏は、夕方頃に洗面所にこもり、その日二度目のヒゲ剃りを行うという話を聞いたことがあります。その観点から言えば、件の白人男性は足に何らかののっぴきならない事態を抱えていることが推測できます。

仮説その一、多汗症で足が臭い。確かに見るからに発汗量の多そうなメタボ体型ではあります。

仮説その二、水虫。季節柄、猛威をふるっていることは論をまちません。

仮説その三、魚の目。ビル全体に外資金融機関が幅をきかせているのですが、フロア的に外回りのセールスではありません。とすると…?

どうでもいいことなのでこの辺にしておきましょう。一層、清水の舞台から飛び降りる思いで本人に聞いてみようかな。

8.27.2008

日本の男はなぜ“勝負弱い”のか?

日本男子の“勝負弱さ”を論じているコラムがありました。Diamond Onlineの山崎元氏の連載コラムです。

http://diamond.jp/series/yamazaki/

北京五輪で、女子はソフトボールとサッカーが好成績を収めたのに対し、男子の野球とサッカーは惨敗。もちろん男子全員がそうではないと前置きした上ですが、確かに今回の男子の野球もサッカーも共にふがいなさばかりが目立ったので恰好のネタになったのでしょう。

その要因として、物事に序列をつけないゆとり教育の弊害を挙げ、日常からして真剣勝負・競争を避ける傾向にある日本社会の風潮を憂いています。そして、これはスポーツの話に限らず、これまで日本人が得意としてきた頭脳戦においても日本男子は勝てなくなってきているのだそうです。だから、体育や美術の授業をはじめ、カードゲームやPCゲームなどにおいても、普段から勝負の要素を持ち込むことが必要だと主張しています。

僕もこの意見に概ね賛成なのですが、1点違和感があったのは、日本人同士で競い合ってもあまり意味がないのでは?ということ。世界に出たら桁はずれの勝負強さを発揮する人たちがいるわけですから。となると、やはり普段からアウェーを戦うしかないと思うのです。自分たちが海外に出られないのであれば、日本に外国人をたくさん呼び込みアウェーの状況を作り出しましょう。

8.24.2008

素晴らしきかなネットスーパー。

最近話題のネットスーパーを使ってみました。これがすばらしい! 品揃えはほぼリアル店舗と同じだし、ネットで検索できるので楽だし、その日中に届きます。送料315円(一定額以上買い物すると無料に)なので、わざわざ買い物に行くコストを考えたら安いもの。

うちの近くには大きなスーパーがないのが悩みの種でした。休日などに買いだめしようと思うと、ちょっと面倒なことになっていました。隣駅の高級デパートはあまりの値段の高さにそそくさと踵を返してきてしまうし、かといって反対方向の駅にまでわざわざ電車賃を払って行き思い荷物を持ち帰る気にもならない。そんな悩みを見事に解決してくれる心強い味方です。

8.20.2008

ブラジル女子代表のロナウジーニョ。

今回のオリンピックは女子サッカーが本当に面白いです。

先日見た女子サッカーの準決勝、ドイツ対ブラジル戦。ブラジル女子チームにロナウジーニョかと見まがうようなテクを見せる選手がいました。ついでに、どことなく顔までロナウジーニョに似てたりして(可哀そうなことに)。あれでは、さしものアメリカも決勝ではそう簡単に勝たせてもらえないでしょう。

8.19.2008

これまで遭遇したことのない食感。/ふわとろ本舗 恵比寿店

関西出身で、東京のお好み焼きに手厳しい批評を浴びせるうちのヨメも絶賛していました。

少し前に会社の飲み会で行って以来、あの食感が忘れられずにまた行ってしまいました。今回食べてもやはり幸せを感じました。

その名の通り、ふわふわでとろとろの食感がたまらないお好み焼き。山芋を多めに使っているために、これまで遭遇したことのないほどのフワフワ感が生み出せるのだそうです。一口食べただけで、じゅわ~と幸せが口腔に広がっていきます。

関東では恵比寿店だけのようで、平日でも予約が必須。さあ、皆さんも幸せの味を確かめに行きましょう。

http://www.rb-syuhari.com/main.html

8.14.2008

『ララピポ』/奥田英朗

欲望のおもむくままに生きる、社会に適応できない“下流な人々”が主人公。お下劣なシーンが続き、決して読んでいて気持ちのいい小説ではありません。でも、著者の構成力と筆力もあって、一気に読み進めてしまいました。

終盤「ララポポ」の意味が分かったときは、ちょっとジ~ンときちゃいました。世の中、色々な人たちがいていいじゃないかと。不思議と爽やかな読後感を味わえる小説です。

8.13.2008

サプライズなでしこ!

今夜のなでしこジャパンには興奮させられました。強豪ノルウェー相手に5-1の大勝! フォワードの選手が勝負を仕掛けようとするのが、見ていて清々しかったです。男子サッカーが予想通り、いや予想以上にガッカリさせられたので、こうなったら、なでしこを応援することにしましょう。

女子サッカーの方が、男子に比べてボールがよく回り、ラフプレーも少ないため、見ていて面白いとさえ思ってしまいました。数年前まで、女子サッカーは技術もパワーも物足りないと記憶していましたが、年々レベルアップしているようです。

8.12.2008

『アドルフに告ぐ』/手塚治虫

マンガを滅多に読まない僕ですが、手塚治虫は別格。中でも『アドルフに告ぐ』は、数年に一度読み返したくなる、とても奥の深い作品です。

「アドルフ・ヒトラーはユダヤ人だった」という説をモチーフに、3人のアドルフたちがたどった運命を交錯させるように描いた作品。フィクションですが、サスペンス仕立てな上に、ベルリン・オリンピックや日中戦争、真珠湾攻撃、中東戦争など史実を元にしているためリアルに感じられ、歴史の勉強にもなります。一市民の目から見た戦争というものがリアルに描かれていて、戦争を知らない世代も追体験できます。物語の狂言回しである峠草平の一途で信念を持った生き方に、心を打たれます。

なお、ヒトラー=ユダヤ人説は、その後、歴史家たちによって否定されたそうです。だからと言って、この作品の価値が貶められることはありません。

http://www.ebookjapan.jp/shop/title.asp?titleid=368

8.07.2008

『シネマ・ハント ハリウッドがつまらなくなった101の理由』/柳下毅一郎

最近はほとんど異常気象のように暑くて、休みの日も外出を避ける傾向に。すると必然的に部屋にこもって映画を見る機会が増えるわけで、最近は週4~5本ペースで映画を見ています。

そんなときのお供になるのが、この本。雑誌『Esquire』で連載されている辛口の映画評をまとめたものです。映画の内容そのものよりも、その映画が生まれた社会背景や、映画界の大きな流れを俯瞰しながら個別の作品を取り上げているのが特徴。

例えば、僕が大好きな映画『ファイト・クラブ』の評論。

文明化とは野性を失うことである。二千年かかって達成された西欧文明の世界制覇は、人類が獣性を喪失してゆく過程だと見ることもできる。人は文明によって去勢されているのだ。(中略)『ファイト・クラブ』は、去勢された男たちが自分の肉体を取り戻そうとあがく物語である。

映画評というよりも社会学のテキストを読んでいるかのような知的興奮を楽しめます。

また、副題の通り、ハリウッド大作を笑い飛ばすような辛口の論評は読んでいて爽快。

最後に、著者の言う、ハリウッド映画がダメになった理由を少しだけ。ズバリ、犯人は技術革新だそうです。つまり、労せずしていい映像を撮れるようになったがために、映画はきれいな映像をつなぎ合わせるだけのものになってしまった。観客もそれを喜んでしまった、と。

8.03.2008

『アイ・アム・レジェンド』

ウイルスに感染して人類が滅亡の危機を迎えるというのは『28日後』と同じモチーフ。エンディングは『アルマゲドン』。アメリカ人のヒーロー信奉って何なんでしょう???

実際にニューヨークの五番街を封鎖して撮影したり、最新のCGテクノロジーを駆使したりと、話題性ばかりが先行していましたが、僕にとってはボブ・マーリーの素晴らしさだけが残った映画でした。

8.02.2008

力士仕様の豪快とんこつラーメン。

うちの近所に「ドスコイ拉麺芝松」という一風変わった名のラーメン店があります。近くのちゃんこ店の系列のようです。

写真はドスコイ豚骨拉麺、1100円。ちゃんこ鍋の出汁の効いたとんこつ味のラーメンで、濃厚でコクのあるスープが特徴。チャーシューも野菜もたっぷりで、コシのある麺も食べ応えあり。味はなかなかだと思います。

しかし、その名の通り、量まで力士仕様。僕も必死になって胃袋に詰め込もうとしましたが、三分の二に到達しようか否かというところで無念のギブアップ。徐々に口数が少なくなり、何かの試練に耐えるようにひたすらズルズルとラーメンをすする僕の姿を、ヨメは奇異な目で見ていました。

一般人対象にもう少し量を減らして値段を安くできないものですかね?

8.01.2008

『8 1/2』

言わずと知れたフェリーニの代表作『8 1/2』。渋谷のシアター・イメージフォーラムで完全修復ニュープリント版を上映していたので、会社帰りに行ってきました。

前回見たのは確か高校生のときだったので、かれこれ17年くらい前。その時はわけが分からなかったのですが、少しは大人になった今ならさすがにもうちょっと理解できるだろうと思ったら、やっぱり理解不能でした。

夢なんだか現実なんだか映画なんだか分からない、主人公の映画監督グイドの頭の中のようにカオスに満ちた映像世界。ロケットをモチーフにした映画作品、美女たちに囲まれるハーレム願望、優柔不断だけどモテる優男のグイド。男の欲望を体現したような映像が続くと思ったら突然の変調。最後はかの有名な「人生は祭りだ」のセリフで締めくくる。

理解はできなくても、映画史に残る名作だと言われる所以は、よく分かります。