この本は一体誰をターゲットにしたのでしょうか? クリエイティブ関係への就職を目指す若者か、若手クリエイター? というくらいあまりに基本的なことばかりで、正直あまり役には立ちませんでした。
Amazonのカスタマーレビューなんか読むと評価している人たちもいるようなので、まあ、単純に僕はターゲットではなかったということなのでしょう。それならそれで「若手向け」とか「初級者向け」とか書いてほしかったですが。もちろん、これは著者のせいなどではなく、出版社の責任です。
インプレスは、最近この手の広告関係の本を出しまくり、IT書籍の出版社というイメージからの脱却を図っているようです。中には良書もあるのですが、全般的には薄い内容を、グレードの高い装丁によって価格を高く設定しているように思えてなりません。もう引っかからないぞ。
6.15.2008
『案本』/山本高史
ラベル: books