1.28.2009

田園都市線ショック。

田園都市線のあまりの混雑に嫌気がさした僕は、普段より1時間半ほど早い6時50分台の電車に乗ることに。この時間ならガラガラで、落ち着いて新聞も読め、あわよくば座れるかも? そんな淡い期待を抱きつつ駅へ向かった僕を待っていたのは、この時間帯にして田園都市線はすでにすし詰め状態にまで混雑しまくっているという、驚愕の事実でした。

1.23.2009

『クローバーフィールド/HAKAISHA』

少し前に話題になっていたのでDVDをレンタルしてみたけど、これはヒドイです。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と同レベルかも。

ニューヨークのマンハッタン。日本に転勤することになった男性の壮行会の最中に、突然衝撃音が。表に出たら、自由の女神の顔が街中に降ってくる。逃げ惑う人々。パーティーの様子を手持ちカメラで撮影していた人物がそのまま撮影を続け、次第に“破壊者”の正体が明らかになっていくというもの。

ツッコミどころ満載なのですが、一番は手持ちカメラでの映像でしょう。今どき、手ぶれ補正がついてるんだから、ここまでぶれないのでは? また、生死の境にいるというのに、落としたカメラを取りに戻ったりするでしょうか? 臨場感がすばらしい、と評価する向きもあるようですが、終始手持ちカメラでの映像を見せられてるんだからそりゃそうだ。

映像的に気持ち悪いシーンも多数あり、観終わった後、本当に嘔吐してしまいました。ご注意を。

1.18.2009

社会人にも有益、センター試験。

新聞にセンター試験の問題が載っていたので、現代社会をやってみました。

結果は74点。これって、社会人としてはどうなんでしょう…? 完璧に解けた問題もあれば、まったく歯が立たなかった問題もあったり。基本的な問題が多いので、非常に勉強にはなったのですが。

それにしても試験は疲れます。。。

1.12.2009

シンメトリー。

こいつら、実に仲良さげに日向ぼっこしていました。

1.09.2009

『シンクロニシティ』

会社の人に薦められて読んでみましたが、不思議な本です。ビジネス書、小説、自伝、フィクションと様々な要素が組み込まれています。

シンクロニシティとは、2つ以上の出来事が重要な意味を持って同時に起こること。日本語では「共時性」と訳されます。ただ、それらはただの偶然ではなく、本人が強い意志を持ったときに生じるめぐり合わせ。それは「行動」ではなく「あり方」によって、生み出されるパワーだということを、著者自身の物語を通じて伝えているのです。

著者は絵に描いたようなエリートコースを歩み、弁護士として輝かしい成功を収めます。しかし、あるときすべてを投げ打って、リーダーシップ開発の旅に出る。すると、協力者や助言を与えてくれる者など、必要な出来事が必要なタイミングで起きるようになった。そして、アメリカでも有数の団体へと育てあげるのです。こういった成功譚をただ書き連ねてもなかなか信憑性が薄いので、物語という体裁をとっているのでしょう。

個人的にこの本の中での一番の学びは、サーバント・リーダーシップという概念でした。リーダーシップと言えば、皆の先頭に立って道を切り拓いていくというイメージがありますが、これはその名の通り「人に仕える」ことで人を前向きに動かそうというもの。グイグイと人を引っ張るのではなく、リーダーの方がフォロワーに尽くすことで、結果的にフォロワーがリーダーを信じてついてくる。ピラミッドの上に立つのではなく、逆ピラミッドを下から支えるイメージです。控えめな日本人に合致したリーダーシップスタイルではないでしょうか。

1.04.2009

『ビジョナリー・カンパニー』/ジェームズ・C. コリンズ、ジェリー・I. ポラス

遅ればせながらようやく読みました。率直な感想を言えば、非常に緻密なリサーチのもとに書かれた素晴らしい本だと思います。

ビジョナリー・カンパニーとは、その名の通り未来志向で先見的なビジョンを持った企業。業界で卓越した業績を上げており、同業他社からも尊敬を集めている企業。そして、その製品やサービスで世に大きなインパクトを与えている企業。

こういった企業の共通項が“基本理念”でした。カリスマ的なリーダーは、いずれリーダーは会社を去る。でも、組織はそのまま残る。“時を告げる”(時代を読む)のではなく、“時計を作る”(誰でも時が分かるようにする)ことが、リーダーとしての最大の使命だというわけです。

ところがヨメにこの話をしたところ、日本企業では当たり前のことじゃない?というシンプルな感想が返ってきました。確かにその通りかもしれません。アメリカ人にとっては個人ではなく組織の重要さへと目を向ける転機に本書がなったのかもしれませんが。

そして、出版時(1994年、日本では95年)から15年近くを経て、残念ながら取り上げられている企業の中には落ちぶれてしまった企業も少なくありません(金融危機前の段階ですでに)。理念を大切にしている企業だけに今後も安泰だろう、というような記述があったのですが…。もはや本書が書かれた時代からも、急速にパラダイムが変化したということでしょうか?

1.03.2009

『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

あと一歩で歴史に残るシニカルな反戦映画になったことでしょう。“ソ連を滅ぼした男”として知られるアメリカの元下院議員の暗躍を、トム・ハンクスが映画化権を買い取り、『卒業』のマイク・ニコルズが監督。

1980年代。チャーリー・ウィルソン(トム・ハンクス)は、オフィスに“チャーリーズ・エンジェル”と呼ばれる美女たちをはべらし(あの同名映画のモデルだそうです)、女遊びやコカインが大好きな破天荒な民主党議員。政治家としては大したことないけど、愛嬌あふれるキャラで人気があった。あるとき、大富豪の未亡人ヘリング(ジュリア・ロバーツ)から、アフガニスタンでソ連と戦うイスラム・ゲリラのムジャヒディーンへの支援を持ちかけられ、彼女の美貌にやられ協力することに。冷戦中のため、アメリカは表立ってアフガンを支援することはできないから、極秘作戦として予算を通し、最新鋭の兵器をムジャヒディーンに融通する。これを契機にソ連はアフガンを撤退し、ソ連崩壊へとつながったというわけです。後にこの暗躍が暴露されたチャーリーは、ソ連を滅ぼした英雄として持ち上げられることになるのです。

この映画の面白いところは、チャーリーがヘリングへの下心満載でアフガン支援を買って出たり、アフガニスタンとパキスタンを混同する議員がいたりと、アメリカの政治家がいかに自己の利益のために動いたり、世界情勢について無知であるかが皮肉たっぷりに描かれているところ。アメリカ政治の暗部を垣間見ることができます。

そして最大の皮肉は、アメリカという国が目の前の国益を重視するがために、“敵の敵は味方”式に長期の展望もなしに場当たり的な政策を取るという一貫性のなさ。10数年後、ムジャヒディーンの一味だったオサマ・ビン・ラディンが911を主導したことは、言うまでもありません。

だから個人的には、航空機がワールド・トレード・センターに突っ込む映像をエンディングに持ってくれば、最高にシニカルな反戦映画になったのに、と残念でなりませんでした。

1.02.2009

『世界で戦うキャリアづくり』/脇若英治

正月早々、いい本を読んだと思います。

オイルメジャーで活躍した初の日本人と言われ、現在はBPジャパン社長である著者が、自らのビジネス人生や哲学、考え方を語った本。同じダイヤモンド社から出ている『外資系トップの仕事力』の脇若さんの頁をさらに詳細に語ったような本で、いくつか流用している部分もあります。やや出版社側の手抜きに感じられなくもないのですが、さらに深く濃密な内容になっているのでよしとしましょう。

・大きな目標など立てずに、目の前の山を登りきれば、また違った景色が見え、新しくさらに高い山に登りたくなるという発想
・人生を12年周期で捉える手法
・2年で結果を出す「6・12・6の法則」
など、すぐに実行に移せるアイデア・考え方が満載です。

また、最終章では日本の問題点を指摘し、イギリスのビジネスパーソンの優れた点を述べているのですが、この箇所には大いに共感させられました。小さくまとまろうとしている自分のせせこましさに気づかされ、背中を押された気がしました。

前向きな気持ちで年明けの仕事に臨めそうです。

1.01.2009

猫パラダイス。

天気が良かったので家の近所を散歩。正月は平時とは打って変わって人が少なく、非常に歩きやすかったです。

猫たちも同じ考えなのか、散歩したり、会合したり、日向ぼっこしたり。猫にとってもパラダイスのようです。