11.30.2008

チェックメイト。

最近、パソコンのチェスにはまっています。

対戦相手がコンピュータというのが味気ないのですが、まるで人間のように好不調の波があったりして。憎らしいほど先手を読んでくるときもあれば、簡単にクイーンを取らせてくれるときもあったり(レベル設定はできますが、大体いつも同じレベルでやっています)。通算対戦成績では大きく負け越していますが、こっちもさすがに上達してきて、数手先まで読めるようになってきました。

チェスは将棋と違って一度死んだ駒は使えないので、基本的には取り合って最後は数駒だけでの勝負となります。それが、駒がたくさんある段階で詰めたとき(チェックメイト)が、やはり一番の快感です。戦略思考を鍛えるのにいいかも。

11.29.2008

『スルース』

ケネス・ブラナー監督と言えば、シェークスピア作品とか歴史もので高尚なイメージがあったけど、こんなスタイリッシュな娯楽作も撮っていたのですね。

初老の推理小説家(マイケル・ケイン)とその妻の愛人の若い俳優(ジュード・ロウ)の2人が、女性をめぐって“ゲーム”を繰り広げる。登場人物はこの2人だけで、渦中の女性はまったく出てこないという、異色のサスペンス映画です。でも、2人の存在感が抜群で、物足りなさは全く感じません。

もはや女性のことはどうでもよくなり、ゲームは男と男のプライドをかけた戦いへとエスカレートしていく。本来の目的を忘れ、目の前の戦いを制することだけに執着していく男たち。ブラナーは、そんな男の悲しい性を描きたかったのでしょうか?

11.25.2008

恐るべし、チャイニーズパワー。

今日は上海オフィスのマーケティング担当と電話ミーティング。

中国系の人って、英語の発音はメチャクチャだけどホントよくしゃべります。きれいに話そうなんていう意識は毛頭なく、とにかく通じればいいというスタンス。こっちが言いたいことを整理するためにほんの少し沈黙が流れただけで、間髪入れずに「どうしました?」。ちょっとした間も許されない(笑)。

彼らの度胸というかバイタリティには頭が下がります。

11.23.2008

『カプリコン・1』

アポロは本当に月に行ったのか?をモチーフにした政治サスペンス映画。設定は火星に変わっています。

世界初の火星への有人飛行に湧き上がるアメリカ。ところが、まさに飛び立とうとする数分前にロケットから降ろされた3人の飛行士たち。世界が注目する世紀のイベントだけに、国家の威信を落とすわけにはいかない。そこで他の場所に隔離され、家族を盾に取られ、スタジオで火星に行ったかのようなヤラセ映像を撮ることに。いずれ耳にしたのは、ロケットが帰りに大気圏突入する際に炎上したというシナリオ。自分たちが殺されるはめになることに気付いた彼らは逃亡し、家族のもとに戻るまで決死の逃避行を続ける、というストーリー。

子どものときに見たときは、ものすごい映画だ!と思いましたが、今見ると非常に安っぽい。何と言っても、重要な国家機密なのに簡単に逃亡を許すなど、3人に対する監視が甘すぎます。他にも陰謀に感づいたジャーナリストに対し、いくらでも命を奪うチャンスがあったのに失敗し続ける点も。なお、飛行士のうちの一人があのOJシンプソンだったことには驚きました。

テーマは抜群に面白いだけに、例えば今、マイケル・マンあたりに撮らせたら極上のサスペンスになるだろうに。NASAは当初は協力的だったものの、試写を見てから態度が変わったというだけに、物語の信憑性は高いのかも?

思わず、ウィキペディアでアポロ計画陰謀論の項目を熟読してしまいました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB%E9%99%B0%E8%AC%80%E8%AB%96

11.20.2008

戯言。

「お前が言うな!」(「医師は社会常識が欠落している」という麻生総理の発言に対して)

「それがアスリートの髪型か!」(フリーエージェント宣言した三浦大輔投手に対して)

「そんな奴いくらでもいるだろ!」(元厚生次官の殺害犯が右利きの可能性が強い、というのがさぞ有力な手がかりであるかのようにトップニュースで大々的に報道されたことに対して)

「それ要は失敗だろ!」(イージス艦ミサイル迎撃試験失敗について自衛隊トップが「途中まで順調、及第点」と述べたことに対して)

最近、テレビに向かってやたらとツッコミを入れてる気がするな。。。

11.16.2008

悲しきブッフェ。

以前から気になっていた、玉川高島屋のガーデンアイランドにあるブッフェに行ってみました。

1470円で食べ放題となかなかお得かと思いきや、バイキングとかブッフェってどうしても貧乏心丸出しで、食べられるだけ食べちゃえ的な行為に走り、限界効用をはるかに超え、もはやおいしいと感じていないのに食べてしまうというオチになりやすいのですが、この日もやはりその呪縛から抜け出せませんでした。

味は悪くないのですが、悲しい。。。

http://www.buffet.jp/villa/index.html

11.11.2008

TV東京のヘボさとNHKのすごさ。

TV東京の『ガイアの夜明け』という番組、金融危機に関する特集をするというので初めて見てみたら、あまりに素人くさいつくりに腰が抜けました。

主要人物から取材拒否される場面をさも努力したと言わんばかりに放送するわ、カメラは写り込むわ。せっかくの日経のリソースがまるで活かされていないではないですか。同じ金融危機をテーマにした番組だったら、1ヵ月くらい前にやったNHKスペシャルの方がはるかに面白く勉強になりました。やっぱNHKってすごいんだな。

11.08.2008

『レッドクリフ』

簡単に言えば「中国史の授業+道徳の授業+エンターテインメント」ということになるでしょうか。

これまで何かと敬遠してしまっていた三国志の魅力にわずかながら浸れたこと。諸葛孔明役の金城武も周瑜役のトニー・レオンも実に知的でかっこよく、彼らの見せる「徳」に学びを得たこと。そして、聞きしに勝る戦闘シーンをはじめとする映像のスケールの大きさ。2時間半と1300円(前売り券)というコストに十分見合うだけの濃密なリターンを得ました。

映画そのものに関して言えば、ストーリーをとてもシンプルにまとめてあるのが好感が持てました。三国志をよく知らない人のためにも分かりやすい工夫が施してあり、また、登場人物が出てくる度に字幕で再度役柄を教えてくれるので、大作映画にありがちな「この人って誰だっけ?」という心配は皆無でした。

2009年4月に公開されるというPart2が待ち遠しい!

http://redcliff.jp/index.html

11.03.2008

至福のビール。

親がキャンペーンで当てた、エビスの特別醸造ビールを1本譲り受けました。

その名も「至福の贅沢」。ただでさえ「ちょっと贅沢なビール」なのに、さらに濃厚な感じ。名前に恥じない味わい深さでした。

貴重な1本を、ありがたくいただきました。