4.29.2008

猫カフェ・デビュー。

本日、ウワサの猫カフェに行ってきました。

猫たちは文句なしにかわいいのですが、その猫たちのことを必死に愛でる人間たちの観察も相当おもしろかったです。猫を執拗に追い回す子どもたち、ドでかい一眼レフを構え猫の写真を撮るもの、床に這いつくばって猫の気を引こうとする外国人男性、そしてその様子をあきれた表情で見つめる妻らしき女性。。。まあ、僕もヨメの冷たい視線なぞお構いなしに猫たちと遊んでいたのですが。

4.28.2008

another mobile phone blues

せっかく修理から戻ってきて通話ができるようになったと思ったら、今度はメールやネット機能の方が故障。こちらを立てればあちらが立たずではないと思うんだけど、やっぱり日本製がよかった…なんて思う今日この頃。

4.24.2008

主夫ほど素敵な商売はない。

最近、ますます主夫度がアップしています。

ヨメの方が仕事からの帰りが遅く、時間も読めないため、晩ごはんを作るのはほぼ完全に僕の仕事となりつつあります。会社帰りにスーパーに寄って、買い物袋からネギなどをはみ出させながら帰宅ラッシュの電車に乗ったり。朝も早起きして、ヨメと自分のお弁当用にサンドイッチなどを作ったり。ヨメの帰りが遅いときなど、僕の方から「まだ?」なんて携帯メールで尋ねるなんてことも。

実は僕はこんな状況を心底楽しんでいたります。そこには、子どもの頃にイギリスで得た原体験が大きく影響していると思われます。

友人のDavidの家庭では、母親がお花屋さんを経営していたため、父親が専業主夫をやっていました。だから、僕が遊びに行ったり泊まりに行ったりすると、父親がエプロンをしながら「おはよう。朝ごはんは何がいい?」なんて声をかけてきてくれたものです。当時の日本では、妻に稼いでもらい夫が家事をするなんて、夫のプライドが許さなかったことでしょう(今でもそう?)。でも、Davidの父はそんな卑屈な様子は微塵も感じさせず、夫婦間で自然に役割分担をしている様子が見られ、何だか微笑ましかったです。その姿が強烈に焼きついているせいか、僕は子どもの頃から家事をすることに全く抵抗がなく育ったようなのです。

「夢はヨメさんに稼いでもらい、自分は専業主夫をしながらフリーライターでもやること」なんて冗談交じりに公言していた僕ですが、そんな日が来るのもそう遠いことではないかも?

4.23.2008

mobile phone blues

買ってから3ヶ月も経っていないというのに、早くも携帯電話が故障しました。メールなどその他の機能は無事なのですが、肝心の音声通話ができないという状況。落としたりしたわけでもなく、何の前触れもなしにある日突然ぶっつぶれました。

相手の声は聞こえど、こちらの声は届かず。僕の方は、マジックミラー越しの相手に呼びかけるようなもどかしさを感じ、相手からすれば、レーダーでは確認できるものの音信不通になった宇宙船の安否を気遣う管制塔員のような心境だったことでしょう。

本日Softbankショップに行って修理に出し、代替機を借りてきました。その機種のデカくて、ダサイこと。せっかくデザインが気に入って新機種を買ったというのに。。。

ここ数日電話をもらった皆さん、ご迷惑をおかけしました。<(_ _)>

4.21.2008

Awareness Test

自転車に気をつけよう、というロンドン市のCM。

ユーモラスな表現がいかにもイギリスらしいですね。

http://www.youtube.com/watch?v=UfA3ivLK_tE

4.20.2008

『走ることについて語るときに僕の語ること』/村上春樹

村上春樹はあまり好きな作家ではありませんでした。

学生時代から何度も彼の小説を読もうとしたけども、あの荒唐無稽な独特の世界に入り込めなかったり。村上春樹好きの男性は夢見がちな人が多いため(あくまで僕の実感ですが)「ハルキスト」などと揶揄したり。アメリカに住みながら日本のことを書いていたのが気に食わなかったり。あまりに現実離れしているのは、現実と向き合わないからだと勝手に判断してしまっていました。

だから村上春樹が走る作家であり、毎年1回はフルマラソンを走り、トライアスロンにまで挑戦しているというのは相当意外でした。「走る」ことを通して「書く」ことを語ったのがこの作品です。走ることは、作家として必要な体力・持続力・集中力を鍛えることができるそうです。本書には村上春樹が走っている写真がいくつか収められているのですが、確かに50代とは思えないほど引き締まったしなやかな体つきをしています。ハングリーな精神と肉体を持つことは作家には不可欠だと僕は考えます。

何より僕が一番引かれたのが、走っているときは無心になれるというくだり。無心って、最近の僕の中ではキーワードです。仕事でもプライベートでも、周りの雑念を取っ払い無心になることって、めっきり少なくなったように思います。でも経験上、余計な考えが脳裏をよぎったり、欲に惑わされると、物事はうまくいかないもの。サッカーやっているときでさえ、プレー中は色々なことを考えながらも、ボールを蹴る瞬間は無心にならないとうまくミートすることができません。野球やゴルフもそうでしょう。その無心の状態をトレーニングによって人為的に作り出すことができるとすれば、僕はその術をぜひとも手に入れたいと思うのです。

村上春樹のこと、少し見直しました。そして、僕も無性に走りたくなったわけです。

4.17.2008

『幸せのレシピ』

料理好きの僕にはたまらない映画でした。

これまた素晴らしかった、2001年のドイツ映画『マーサの幸せレシピ』のリメイク。リメイク映画って大概は失敗に終わるというのが僕の印象なのですが、これは珍しくうまくいった方ではないでしょうか。

ヨーロッパ的な重厚な雰囲気を持ち、主人公ケイトの心の傷がずしりと響いていくるオリジナルに比べ、いかにもアメリカっぽくパワーアップし、ノリも軽やかになっています。それだけに恋愛模様とか料理とかインテリアとかニューヨークの街並みといったディテールに目を配る余裕が生まれました。

それにしても料理って本当に素晴らしいですね。母を失いなかなか心を開いてくれない姪のゾーイとケイトの間を取り持つのが、ケイトの同僚ニックの作った料理。子ども心を理解し、子どもの好きそうなパスタを作り、しかもゾーイが自分からは「食べたい」と言いにくいのを分かった上で、食べさせるような仕掛けを施すニック。こんなことがさりげなく、なおかつお茶目にできるなんて、いい男です。

冷静になってみれば、ケイトのように心に影のある人がいい料理を作れるわけがないとか、料理が全然おいしそうに見えない(苦笑)とか、ゾーイが心を開いてく過程が十分に描かれていないとか、ケイトとニックの恋愛が唐突だとか、ツッコミどころは山ほどあるでしょう。でも、見ている間はそんなことが気にならないくらい幸せな気分になれる映画だと思います。

4.15.2008

日立とニッポン。

最近の『日経ビジネス』では、「日本再起動」という名目で様々な特集を組んでいます。

今週号は「日立とニッポン」。技術至上主義のせいで商売が苦境に陥っている日立を、現在の日本の姿になぞらえています。ただ課題を連ねるだけでなく、今後の対策にまで踏み込んで論考しており、なかなか読み応えがありました。

それにしても日立ってすごい会社。日立をメタファーとして日本全体の課題を概観することができるとは!

4.11.2008

にわかランナー。

最近は週末になると、にわかランナーに変貌します。

理由はいくつかあります。

一つは肥満防止。それまではいくら食べても太りにくい体質だったのが、最近腹回りに脂肪がついてきたと感じています。学生時代にも不摂生がたたってビール腹になりかけたことがありましたが、すぐさまトレーニングを課すことで脂肪と容易にオサラバすることができていました。ところが、さすがに30代も半ばになるとそうは問屋が卸さないよう。さらに年を重ねるともっと太りやすくなるとも聞きます。そこで早めに対策を打っておこうと思ったわけです。

次に、多摩川沿いに引越してきたメリットを享受したいから。せっかく家から徒歩5分のところに格好のランニングコースがあるわけですから、この場を活かさない手はありません。

さらに、サッカーがもっとうまくなりたいというのもあります。いくら草サッカーとはいえ、数十メートルダッシュしただけでその日の全体力を消耗してしまうようなことは、もう勘弁です。素人なりに、満足のいくプレーをしたいですから。

そして最後の理由は、無心の境地に達したいからです。これは村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』という本を読んで感じたことなのですが、詳細はまた後日。

そんなわけで週末の朝は、Tシャツにスニーカーというラフな格好のにわかランナーへと変貌するわけです。きちんとしたシューズとウェアを買わない(買えない)のはヨメの決済が下りていないから。「1ヶ月続いたら買ってよい」。いつものことながら、僕の性格を見切った的確な判断に舌を巻きます。。。

4.10.2008

『広告批評』が休刊へ!

やはり、というべきでしょうか。ずっとそんな予感がしていたのですが。

『広告批評』が来年4月で休刊するとのこと。どう考えても、そこまで売れる類の雑誌ではないし、その割につくりは贅沢だし、なのに広告もあまり入っていないから、採算度外視に決まっている、と僕は勝手に信じていました。

でも、いくらそんな気がしていたとはいえ、これだけ良質な雑誌がなくなってしまうという事実をいざ目の当たりにすると、非常に残念でなりません。これからの広告ジャーナリズムを誰が支えていくのか? 日本の広告業界の行く末を憂いてしまいます。

いや、ちょっと待てよ、来年4月ってまだ1年も先ですよね…? バタバタと慌しく休刊へと追い込まれる雑誌が多い中、今からそんな「予告」をするとは、さすが『広告批評』。幕引きにも美学が貫かれています。

4.08.2008

パン狂騒曲。

新居の隣にはパン工場があります。

あたり一帯にできたてパンの芳醇な香りが漂っているだけでパン好きにはたまらないのですが、もう一つおいしいメリットがあります。それは、工場の一角にある直売ストアでパンが安価に買えること。営業時間は9時半~16時(品切れで即閉店)のため平日は無理なのですが、この週末初めて行ってみました。

なんと9時過ぎにはすでに待ちの列ができていることを発見。開店時間の9時半に行ったときには、店内はすごい賑わいでレジには長蛇の列が。僕たちも狂乱に負けじと潜り込んでみたところ、確かに安い! 市価の2/3~半額ぐらいでしょうか。他の人たちの様子を見てみると、カゴからあふれんばかりに大量のパンを買い込んでいます。これから山篭りでもするのか、もしくは転売でもするつもりなのでしょうか。どう考えても一家族で消費し切れる量ではありません。

それはさておき、僕たちも目の色を変え、おいしそうなパンが安価で並ぶ夢のようなショッピングを楽しみました。レジが1つしかないため、会計に時間がかかるのが難点。でも、サンドイッチ用のパン2斤、クロワッサンの3個セット、菓子パンの3個セット、さらにオマケのバゲットまでつけてもらい、締めて600円強なら十分お得でしょう。これからのインフレ時代に強い味方となりそうです。

4.07.2008

スポーツと頭のよさには相関関係があった!

長年の謎が解けました。以前からそうではないかとにらんでいましたが、やはりスポーツと頭のよさには相関関係があるようです。

茂木健一郎さんの本を読んでいたところ、「タイミング」についての考察がありました。バッターのスイングが0.1秒ずれただけでヒットが生まれないように、スポーツではどのタイミングでどう身体を動かすかが重要で、そのタイミングに対する感受性を支えるのが頭のよさだというのです。脳の中でも常に多くの情報が飛び交っており、2つの情報が出会うタイミングがずれただけで思いつくはずだったアイデアも逃してしまうとのことで、情報処理においても「運動神経」が重要なのだそうです。

なるほど、確かに名スポーツ選手はプレーや発言だけで、頭もよさそうだと感じさせます。高卒後すぐにプロ入りしたような選手の発言がどうにも稚拙に感じてしまうのは、単に勉強時間が少なくボキャブラリーが不足しているだけで、いわゆる地頭のよさとは無関係なのでしょう。

さて、僕個人は運動神経は決して悪い方ではないと自負しているのですが、好不調の差が激しいというか、プレーに波があるのが積年の課題となっています。サッカーをやっているときなども、自分でもビックリするような好プレーを見せたかと思えば(チームメートからは「ミラクル」などと揶揄されています)、とんでもないミスを犯したり。どうやら、これも僕の飽きっぽい性格や支離滅裂な思考回路と無関係ではなさそうです。

4.04.2008

『外資系トップの仕事力』/ISSコンサルティング

『外資系トップの仕事力』という本を読みました。

コカ・コーラ、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング、オラクル、マッキンゼー、ルイ・ヴィトン、GE、BNPパリバといった外資系企業の日本法人トップたちが、今のポジションに就くまでの経緯や仕事論を語ったものです。

ISSコンサルティングが編纂したため、クライアントの宣伝っぽく感じる部分もなきにしもあらずですが、総じて、ふつふつとヤル気がわいてくるような素晴らしい本でした。外資系と括っているだけあって、グローバルに働く上での金言が満載。すごい経験をしてきた人たちだけに、その言葉には重みがあります。

困難を困難と感じず、目の前のことに精一杯ぶつかってキャリアを築いてきた彼らの姿はとても刺激的。具体的な方法論が書いてあるわけではないのですが、普段からの意識の持ち方や壁にぶつかったときの心の保ち方などは、とても参考になります。

モチベーションが下がっているときなどにオススメです。

4.02.2008

春の風物詩その2。

昨日は取引先2社と合同のお花見ツアー。

16時に小石川後楽園に集合し、年配の方や外国人観光客の「働き盛りのスーツ姿の連中がこんな昼間から何やってんだ?」と言いたげな視線に耐えながら、東京ドームのすぐ隣という大都会の中でわびさびを感じました。

その後、東京ドームシティで「ライラの冒険」のアトラクションに40分並びながらのしょぼさに失笑し、それを取り返すかのように和食店で爆笑し合い、夜の東大に潜入し三四郎池を周回して、締めのラーメンを食し、さらにインド料理店でお茶をし、盛りだくさんのツアーは幕を閉じたのでした。

平日から一体何やってんだか。。。これによって取引先との結束が一層強まったことを願うのみです。