たまには自由が丘でランチを、と思い散歩していたときに偶然見つけたのがこの店。中心街から離れているため穴場的な存在かと思いきや、銀座本店はかなり有名なレストランのようです。
1950年創業で、三島由紀夫、川端康成、美空ひばりらが足しげく通ったとか。こちらはその自由が丘店で、本店に比べカジュアルな位置づけのようです。
ベネチアンブラインドが窓を覆っており、落花生のような形をしたカラフルなオブジェが天井からぶら下がっているなどデカダンなインテリア。落ち着けます。
肝心の食事も素晴らしい。特にこの「蟹味噌と帆立のグラタン」には驚愕しました。ホワイトソースに蟹味噌がからまった、絶妙なハーモニー。ヨメも「これほどのグラタンは食べたことがない」と大絶賛でした。
こちらは「デミグラオムライス」。こちらもフワフワたまごとデミグラソースのとろけ具合がたまりませんでした。昔ながらの洋食屋さんの味って感じです。
あまりのおいしさに食が進み、『元祖!世の中で一番おいしいといわれる「チキンバスケット」』まで頼んでしまいました。ただ、こちらは大げさなネーミングとは裏腹に平凡。創業当時は珍しかったのかもしれませんが、ケンタッキーを食べなれたイマドキの人に訴えるものは少ないと言えます。
ランチにしては値段はやや張りますが、たまにリッチな気分を味わいたいときにまた行きたいと思えるお店でした。
http://www.ginza-candle.com/cafe-restaurant/index.html
12.16.2007
蟹味噌とホワイトソースのハーモニー/Ginza Candle
ラベル: gourmet