12.21.2007

隠れ家にて炙り〆鯖と竹酒をあおる/汁べえ 渋谷店

「100人中99人が迷う」という触れ込みの通り、正真正銘の隠れ家でした。渋谷の表通りを一歩入った雑居ビルの奥のさらに奥。線路沿いの真っ暗な通路の先に、ひっそりと店を構えていました。これは、迷うな、という方が無理があります。

汁べえには、下北沢、吉祥寺、六本木などの店舗に行ったことがありましたが、渋谷店はその中でもさらに隠れ家色の強い店です。アンダーグランドの世界に迷い込んだような興奮すら覚えます。心なしか雰囲気も店員の対応も、より親密な気が。そんな現世と隔離された最高の環境で、名物の炙り〆鯖と竹酒をあおりました。

面子は、通称“カウンター”の面々。出版社勤務時代、オフィスの一番奥の一列だけがなぜか毎晩遅くまで残業しており、その様子がカウンターのように見えたことから命名。夜11時頃から近くのいきつけの飲み屋で「集中1時間飲み」をしたり、時には盛り上がりタクシー帰りになってしまったりと、妙な結束が生まれていました。ついには、その中からカップルまで誕生しました。

昔から自己主張の強い連中だけに、この日も熱いトークが繰り広げられたのでした。

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名物の炙り〆鯖。〆鯖を直接ガスバーナーで炙って表面を焦がし、そこへレモン汁を絞っていただきます。