前から思っていたのですが、日本経済新聞のスポーツ欄が面白いです。
例えば今日の朝刊。浦和がミランに1対0で惜敗した試合の記事。
「浦和がちらりと色気を出した瞬間に、ひと刺しで仕留めたACミランのしたたかさ。」
「結局、日本が世界と戦うには組織力を高めていくしかない。」
「点差は1点でも、打ちのめされるような黒星だった。」
他紙が軒並み「よくやった」的な報道に終始する中、日経のスタンスは非常に冷徹です。経済紙なのでスポーツは得意でないかと思いきや、まるでマーケットの動向を見定めるようにクリティカルかつ生産的に記事を書いています。情に流される他紙とは、スタンスも底力も違います。