12.12.2007

終わりなき駆け引き。

この問題は、円満な夫婦生活を送っていく上で最重要クラスの懸案事項だと言えるかもしれません。

僕のヨメはサッカーが好きではありません。

僕がテレビで観戦していると、「サッカー消せコール」など横から容赦ないブーイングが飛んできます。でも、こちらとしても数少ない週末の楽しみだけに、そう簡単に折れるわけにはいきません。そこで、様々な攻防が繰り広げられるわけです。

思えば、ヨメは以前はサッカーに対し「好き」「嫌い」という感情もなく、単に無関心だったようです。それが、サッカー大好き人間の僕と暮らすようになって「嫌い」へと大きく傾いてしまったようです。

その最大の理由は、僕が1試合あたり約2時間もテレビを占拠してしまうことでしょう。他にも、テレビの前で怒号を発しながら観戦する僕にあきれた、というのも見逃せない要因だと思われます。これまでもあらゆる手練手管を駆使して彼女をサッカーの魅力に目覚めさせようとしましたが、残念ながら成果はあがっていません。

そんなわけで、僕は週末になるといかにヨメの妨害なく落ち着いてサッカーを見られるようにするか、最大限の知恵を絞らざるを得なくなるわけです。

これまでの成功事例を一部ご紹介しましょう。

・「たまにはお友達と遊んできなよ」とやさしい夫を気取り、まんまと外出させる

・早い時間帯からお酒を飲ませ、昏睡状態に落とし入れる(ヨメは酒が弱いのです)

・(デーゲームの場合)一緒に買い物に行くなど外出し、「体調がすぐれない」などと理由をつけて先に帰る

もちろん、ヨメも学習し、こちらの手の内を読むようになってきています。こうして駆け引きはさらにヒートアップしていく…。

今週末には、クラブワールドカップ決勝、リヴァプール対マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー対アーセナルと、サッカーファンなら垂涎の好カードが目白押し。どんな布石を打っておこうか、頭を悩ませる日々は続きます。