2.06.2008

HRD JAPAN 2008

昨日から4日間、みなとみらいのパシフィコ横浜でHRD JAPAN 2008(第27回能力開発総合大会)というイベントが開かれています。うちの会社もブースを出しているため、この4日間は横浜に通い詰めることになりそうです。

初日の昨日は、神戸大教授の金井壽宏先生と星野リゾート社長の星野佳路氏の対談を聴講しました。ただ結論から言えば、金井先生のキャリア論を期待していた身からすれば、やや期待外れでした。対談というよりも、金井先生がインタビュアーに徹し、星野氏が自社の成長戦略と人材の関わりを述べるという形式だったのです。もちろん星野氏のお話は面白く、リゾート産業についての知識は深まりましたが、金井先生の洞察の利いた発言を期待していただけに残念です。せっかく「特別対談」と銘打っていたのだから、「インタビュー」ではなく「対談」にしてほしかったものです。

日本の没落はバブル崩壊とともに始まったのではなく、1970年代以降、日本からの海外旅行者急増(お金の流出)に対し、海外からの旅行者受け入れ(お金の流入)が進まなかったときから始まっていた、という星野氏の意見が強烈に印象に残りました。