2.26.2008

『家を借りたくなったら』/長谷川高

部屋探しをしている真最中に、タイムリーな新刊が出ていました。最新の賃貸事情が網羅されている、賃貸生活者のためのマニュアル本です。

これによると、近年、賃貸物件の建設数は増えているのに、少子化の影響で借りたい人は減っているそうです。つまり需給関係が崩れ、戦後一貫して貸主有利だったこのマーケットにおいて、借主にとってのいい時代がようやくやってきたと。

この大前提をもとに、話は進みます。いい不動産屋さんの見分け方、不動産屋さんの営業トークにだまされないテク、内見のコツといった基本的なことから、礼金をタダにする交渉の仕方、賃貸物件の改造方法、前の部屋を退出するときの敷金返還交渉といったマニアックなことまで網羅されています。

僕は大学入学と同時に一人暮らしを始めて以来6回の引越しを経験しており、部屋探しについては一家言持っているつもりでしたが、この本を読んでまだまだだと反省。

章の間にコラムがあるのですが、それが人生訓に富んだ話ばかり。改めて、どこに住むかはどう生きるかなのだと実感した次第です。