2.18.2008

日本の住宅事情の貧困さを憂う。

最近、週末は部屋探しに奔走しています。

東京の下町にありながらアクセスもよく(一応23区内)、「下町の底力スーパー」をキャッチコピーに掲げた場末なスーパーや、コンビニ、牛角、病院が近隣にある現在の部屋も気に入ってはいるのですが、もう少し郊外に引っ越せば今より家賃が下げられなおかつ広くなるのではないか、などと目論んでいるのです。

しかし、いい部屋ってほんと見つからないものです。

駅近の物件は部屋の広さに比して家賃が高いものですし、ちょっと広さを求めれば駅からの徒歩圏内を外れてしまう。ちなみに自転車嫌いの僕の中には、駅まで自転車で行くという選択肢はありません。駅前の混雑削減、歩行者の安全確保、かつ自身の健康のためにも、意地でも「歩き派」を貫こうと思っています。

それはさておき、不動産屋をまわるたびに日本の住宅事情の貧困さを憂いてしまいます。もちろん、「いい部屋」の定義は人によりけりですが、多様性を受け入れる度量の広さが日本の賃貸住宅にはないと思うのです。

結局、日本っていまだに土地神話が根強い国なのでしょう。賃貸は、持ち家を買うまでの一時的な住居という位置づけで、大家さんも長く住めるいい部屋を作ろうという気がないのではないでしょうか? 少子化により不動産価値の値上がりが見込めなくなった今後は、生涯賃貸という人々が増えてくると思うのですが。