5.25.2008

日本企業の問題点を吹き飛ばす「日経TEST」。

先日、仕事で日経新聞の方とお会いしました。その方は、最近発表された「日経TEST」という経済知力を測定する新しいタイプのテストの拡販担当。実はこの「日経TEST」、開発の過程でベースとなる考え方は僕の会社のものを参考にしたのだとか。

そのアイデアとは、アセスメント。人材関係以外では、まだそれほど聞きなれない言葉かもしれません。辞書的には「評価」とか「診断」とかいう意味になるでしょうか。要は、担当する職務において必要な能力が備わっているか、自分の適正な力を確認する作業のこと。

例えば、ある目標に向かって身体を鍛えようというアスリートは、自分の身体で弱いところを知らないと鍛えようがありません。病を根治したいという病人の方も、専門医師による入念な診断なくして治療もリハビリのしようもありません。アセスメントの重要性は言をまたないでしょう。

なのに多くの日本企業では、表向きは成果がすぐに目に見えるように感じられる研修にばかり注力しているというのが現状。自分の弱いところを把握せずに研修だけやって、果たしてどれほどの費用対効果があるのでしょうか? というような話で日経新聞の方と盛り上がりました。

なんて言いながらも、僕もとても他人ごとには思えない部分がありました。というのも僕自身、漠然とは分かっていながらも自分の弱みをきちんとは把握せぬまま、手当たり次第に書籍に手を出したりしているばかり。これでは大半の日本企業と変わらないではないですもんね~。

自分のアセスメントをしなければ、という自戒の日となったのでした。

http://ntest.nikkei.jp/