5.05.2008

横尾忠則のパワーに圧倒された日。

世田谷美術館で開催中の『冒険王・横尾忠則』展に行ってきました。

入ってすぐ、横尾ワールドへと誘われました。尊敬するアンリ・ルソーへのオマージュとして描いたパロディ作品が展示されていたのですが、どれも横尾流に換骨奪胎しており、そのユーモラスな表現に笑いが止まりません。

横尾忠則というとグラフィック・デザインのイメージが強かったのですが、れっきとしたファインアートにも精力を割いていたことを知りました。何より驚かされたのが、非常に多作だということ。作品そのものは難解で意図のよく分からないものも多かったのですが、言い知れぬパワーを発する作品群を前にすると、とにかく圧倒されます。その創作意欲に脱帽です。

http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html