5.07.2008

『キンキーブーツ』

イギリス映画を盛り上げる(?)、transgenderもののコメディ。期待しないで見たら、意外と面白かった作品です。

倒産寸前の靴工場を相続した息子が経営を建て直すためにドラッグクイーン向けのブーツを作るという、実話に基づいたストーリー。こう聞くと奇抜な映画のように思えますが、人はいかにして「偏見」「見栄」といった虚飾をそぎ落とせるかという深いテーマを内包しています。また、当初は経営者だけが突っ走るものの、社員は誰もついてこないあたりは、経営論の映画としても学びを得られます。

それにしても、イギリス映画ってこのニッチさやアングラさが魅力ですね。

http://www.movies.co.jp/kinkyboots/