1.23.2008

オーストラリア紀行6/Days at Sydney.

シドニーに到着してすぐ、ここは僕の中で「超」がつくくらいお気に入りの街となりました。

石造りの重厚な建物はロンドン、近代的な高層ビル群はニューヨークを彷彿とさせます。ただ、それらの大都市に比べ、シドニーは中心街がもっとコンパクトにまとまっており、人もそれほど多くなく、歩いていて本当に気持ちがいいのです。世界3大美港の一つとされるだけのことはあります(ちなみに他の2つはサンフランシスコとリオデジャネイロ。ナポリや香港を入れる説もあるようです)。

自治体も景観維持には力を入れており、人の目につくところには洗濯物を干してはいけないとか、厳しいルールを設定しているそうです。

主要な通りさえ覚えてしまえば、割とすぐに街を把握できます。勝手知ったるかのように街を歩いていたせいか、シドニー初日にして白人女性に道を尋ねられるなんてことも。

街の魅力はそこにいる人々が作るものですが、その意味ではシドニーは魅力あふれる街です。服装もファッショナブルですし、どこかへ急ぐために駆け足の人なんて皆無。皆さんマイペースなのです。何より人々の顔がイキイキしています。滞在したのが週末にかけてというのも大きかったかもしれません。社会保障がしっかりしているからホームレスも物乞いも不在。ついでながら、タバコを吸っている人もほとんど見かけませんでした。先進国の主要都市にしては珍しいのではないでしょうか。

毎年1月26日はAustralian Day。日本で言う建国記念日なのですが、街の到るところにポスターなどが貼られ、国全体がその日を心待ちにしているのが伝わってきます。そして、1月26日を祝うべく、その日を最終日に約3週間にわたってSydney Festivalが開催されていました。

この期間中は、コンサートや演劇など様々なイベントが開催。僕らの泊まったホテルの部屋からもDarling Harbourで行なわれていた前衛劇団による演劇と花火を見ることができました。

どこを切り取っても絵になる街です。