1.22.2008

オーストラリア紀行3/捕鯨問題に関する彼我の差。

旅行中は居心地のよさそうなカフェを見つけ、コーヒー飲みながら新聞や雑誌を読むのが好きです。オーストラリアでは、The Australians、The Courier Mail、Sunday Telegraphなどを読みました。

そこで度々目にしたのが日本の捕鯨問題。調査捕鯨船・第2勇新丸に環境保護団体シー・シェパードのメンバー2人が乗り込んで抗議したというニュースです。

このニュース、僕の想像では、日本とオーストラリアでは報道のされ方が180度違うのではないでしょうか。

オーストラリアのメディアは、捕鯨に関して一貫して反対の立場をとっていました。仮に違法ではないとしても、倫理的にやってはいけない、というのがその主張。それだけに、まるで日本人が理性のない獰猛な人種であるかのような書き方をしている新聞もありました。それはシー・シェパードの2人に対する扱いに関してもそう。捕えられ、帆に縛られ甲板に放置されたと報じられ、その家族が安否を心配している様子を載せたり。ラッド首相は日本に抗議すべきだとか。

オーストラリアにとって、日本は最大の貿易相手国なので大切なお客様。また、雑誌の取り上げ方からも、日本に対する憧れや尊敬の念のようなものも感じました。でも、捕鯨問題に関しては全く別のようです。

このニュース、日本ではどのように報じられていたのでしょうか?