3.13.2008

『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』/勝間和代

今や雑誌にテレビに引っ張りだこの超売れっ子経済評論家となった勝間さん。1か月ほど前には、ついに「王様のブランチ」にまで出演し、相当名前が浸透したことでしょう。この本は、そんな彼女の2年前のデビュー作を装いも新たに出版しなおしたものです。

本人も「顔から火が出るほど恥ずかしい」とブログに書いている通り、ネームバリューが全くなかった頃はこれくらい読者に媚びなきゃ出版できなかったのだろう、と思わせるくらいの軽いタッチ。今の硬派な経済本を書いている姿からは想像もつきませんでした。

だから、あっという間に読み終わります。本当にあっという間です。このスカスカの内容で1000円は高いだろうと思いますが、それでもさすが勝間さん、随所に金言がちりばめられており、それなりの学びは得ることができました。

例えば、「いい男」の定義。それは「つきあっている相手のことを友人にのろけられるか」。笑顔でパートナーのことを友達に自慢できればよく、付き合っている言い訳を探してしまったり、褒めるところを一生懸命見つけなければならないというのはダメ。確かにこれは絶対的な基準があるわけではなく、人それぞれにとっての「いい男」なので合点がいきます。