3.05.2008

人材は社会の資産である。

今週号の『日経ビジネス』でソフトブレーンの宋文洲氏がいいことを言っています。

日本企業は新卒の学生を集めて、自社の意に沿うように社員教育をする。結果的に自社だけで通用する人材しか育たない。(中略)日本企業には特定の業界、企業のことしか知らない人があまりにも多い。これでは人材の宝庫どころか、人材の「倉庫」になってしまう。

「忠誠心」という言葉があるが、この言葉の使い方も曖昧だ。社員が企業や組織に対して忠誠心を持つ必要があるのだろうか。むしろ、自分の価値を大切にすることの方が重要だ。このことが、結局、社会に対して忠誠を誓うことにつながるのだと思う。


企業は社会の公器だとすれば、人材も社会の資産だという発想です。一昔前の「会社社会主義幻想」にいまだに囚われている前職の会長に聞かせてあげたい言葉です。。。