9.20.2009

白洲次郎はなぜプリンシプルを貫けたのか?

NHKハイビジョンでドラマ『白洲次郎』を再放送していたので、3話4時間半を一気に見ました。

う~む、白洲次郎という傑物の人生をなぞっただけで、正直ドラマとしては物足りない。戦中戦後の日本という背景で、あれだけ波乱万丈の人生を送った人だもの、それなりの見世物にはなるでしょ。どうせなら、本人がどのようにして自身のプリンシプルを築きあげ、なぜいかなるときもそれを貫くことができたのか、そこまで描いてほしかった。そうでないと、ただの恵まれた境遇に育った男の物語で終わってしまう。今ドラマ化するのなら、そこまで突っ込んでもらわないと、メッセージ性は乏しいです。