4.24.2008

主夫ほど素敵な商売はない。

最近、ますます主夫度がアップしています。

ヨメの方が仕事からの帰りが遅く、時間も読めないため、晩ごはんを作るのはほぼ完全に僕の仕事となりつつあります。会社帰りにスーパーに寄って、買い物袋からネギなどをはみ出させながら帰宅ラッシュの電車に乗ったり。朝も早起きして、ヨメと自分のお弁当用にサンドイッチなどを作ったり。ヨメの帰りが遅いときなど、僕の方から「まだ?」なんて携帯メールで尋ねるなんてことも。

実は僕はこんな状況を心底楽しんでいたります。そこには、子どもの頃にイギリスで得た原体験が大きく影響していると思われます。

友人のDavidの家庭では、母親がお花屋さんを経営していたため、父親が専業主夫をやっていました。だから、僕が遊びに行ったり泊まりに行ったりすると、父親がエプロンをしながら「おはよう。朝ごはんは何がいい?」なんて声をかけてきてくれたものです。当時の日本では、妻に稼いでもらい夫が家事をするなんて、夫のプライドが許さなかったことでしょう(今でもそう?)。でも、Davidの父はそんな卑屈な様子は微塵も感じさせず、夫婦間で自然に役割分担をしている様子が見られ、何だか微笑ましかったです。その姿が強烈に焼きついているせいか、僕は子どもの頃から家事をすることに全く抵抗がなく育ったようなのです。

「夢はヨメさんに稼いでもらい、自分は専業主夫をしながらフリーライターでもやること」なんて冗談交じりに公言していた僕ですが、そんな日が来るのもそう遠いことではないかも?