2.15.2009

人材立国シンガポールの衝撃。

いつも秀逸な、NHKスペシャルの「沸騰都市」シリーズ。今夜はシンガポール。東京23区とほぼ同じ大きさ、資源がなく、人口もわずか480万人というこの国が、人材立国という政策を徹底し、世界中から優秀な人材をかき集めている様が描かれてました。

2年前に一人当たりGDPで日本を抜き、アジアNo.1国家となったシンガポール。優れた研究者を驚くほどの厚遇で迎えると同時に、建設作業の労働者などは南アジアの貧しい国から低賃金で集めてくる。非常に“資本主義的”な政策は日本的な価値観とは相いれないものだと思いますが、それしか生き残る道がないだけに、リー・シェンロン首相(リー・クワンユーの息子)は迷いがありません。漢字もまともに読めない日本の総理とは大違いです。

そう言えば、留学中に友達になったシンガポール人は一人の例外もなく優秀でした。僕の会社のAPの本部もシンガポール。残念ながら、今の日本ではとてもシンガポールには太刀打ちできないというのが、僕の実感値です。