2.07.2009

プロセス重視の日本企業と、結果オーライのアメリカ企業。

先週は、毎年恒例、人事のための年に一度の大会HRDに行ってきました。そこで、日米それぞれの企業が事例を発表するセッションを2つ聴講したのですが、どちらも日本企業と米企業という対比が鮮明に表れるものでした。

【日本企業】=プロセス重視。結果が出なくても、今回は運が悪かったためで、過程を大切にしていればそのうち結果は伴うはず、と考えるなどプロセスが目的化してしまうことも。

【米企業】=結果重視。プロセスも重視するものの、結果が伴わないプロセスは全く意味がないと考える。結果オーライ的なところも。

一般化できないことを承知の上で、すごく大雑把に言えばこうなるのではないでしょうか?

発表の中で、日本企業は取り組みばかりにフォーカスし、結果に対する考察はほとんどなし。プレゼンの仕方も、日本企業が文字だらけのスライドをほぼ読み上げるだけだったのに対し、米企業のスライドは図表が中心で、映像を交えたりユーモアも交えたりとインタラクティブ感たっぷり。

でも、最後の質疑応答では、日本企業の方に多くの質問が集中するのです。つまり、まだまだ日本的な企業が多いというのが実態なのでしょう。勉強になりました。