8.28.2008

A man with the wet feet.

最近、夕方4時半頃にフロアのトイレに行くと、不思議な光景をよく目にします。小太りの中年白人男性が、洗面台のところで靴を脱いで素足を洗っているのです。大柄な体躯を折り曲げて、ふーふー言いながら。

初めて見たときは、コーヒーでもこぼしてしまい、足が濡れたのを拭いているのだと思いました。ところが、その後もことあるごとに同じ光景を目にする、しかも決まって4時半前後という規則性を鑑みると、何か重大な秘密が隠されているように思えてなりません。否が応にも興味をかきたてられます。

例えばヒゲの濃い男性諸氏は、夕方頃に洗面所にこもり、その日二度目のヒゲ剃りを行うという話を聞いたことがあります。その観点から言えば、件の白人男性は足に何らかののっぴきならない事態を抱えていることが推測できます。

仮説その一、多汗症で足が臭い。確かに見るからに発汗量の多そうなメタボ体型ではあります。

仮説その二、水虫。季節柄、猛威をふるっていることは論をまちません。

仮説その三、魚の目。ビル全体に外資金融機関が幅をきかせているのですが、フロア的に外回りのセールスではありません。とすると…?

どうでもいいことなのでこの辺にしておきましょう。一層、清水の舞台から飛び降りる思いで本人に聞いてみようかな。