11.24.2007

お金は銀行に預けるな

『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』(勝間和代・著/光文社新書) を読みました。多くのビジネスパーソンが切望していた本だと言えるのではないでしょうか。

漠然と金融について勉強しなきゃ、そろそろ資産運用も考えなきゃ、株を始めてみたものの仕組みについてよく分かっていない。そんなことを思っている人は僕だけではないでしょう。書店に行って金融関係の本を手にパラパラめくってみても、難解すぎて買うまでに至らない。気軽にちょっとした時間で金融の基礎全般について概観できる本を待ち望んでいました。

タイトルは、最近の光文社新書らしいもの。アマゾンでタイトルと刊行日だけを見て注文していました。

これからの時代、なぜ金融リテラシーが必要なのか、定期預金では本来なら得られるべき利息を得られないこと、株式や投資信託といった金融商品の基礎知識、住宅ローンが不利なこと、特に新築マンションは買ってはいけないことなどがよく理解できました。

金融に“ただ飯”はないことを通じて著者が伝えたかったのは、リスクをとらなきゃリターンもないという、日本人のリスクフリー志向というメンタルを変えることではなかったではないでしょうか。僕はそう読みました。

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