5.08.2009

『人を喜ばせるということ―だからサプライズがやめられない』/小山薫堂

『おくりびと』の脚本も書いた、放送作家・小山薫堂さんの新刊。

タイトルと「はじめに」だけパラパラっと読んで、何となく良さそうだと思って購入してしまいました。が、結論から言えば期待外れでした。

いつも人を喜ばせることを考えていれば、結果として仕事につながることもあるし、そうでなくても毎日が味わい深くなる。この考え方には非常に共感します。

しかし、具体例としてのサプライズ集があまりにひどい。サプライズばかり考えているためエスカレートしてしまったのか、一部を除いては、もはや“ドッキリ”や“ウソ”の領域なのです。これでサプライズされた相手は本当に喜ぶのか疑問…。

人によっては、さすが小山薫堂!と思う内容かもしれませんが、僕のテイストには合わなかったということでしょう。