1.02.2009

『世界で戦うキャリアづくり』/脇若英治

正月早々、いい本を読んだと思います。

オイルメジャーで活躍した初の日本人と言われ、現在はBPジャパン社長である著者が、自らのビジネス人生や哲学、考え方を語った本。同じダイヤモンド社から出ている『外資系トップの仕事力』の脇若さんの頁をさらに詳細に語ったような本で、いくつか流用している部分もあります。やや出版社側の手抜きに感じられなくもないのですが、さらに深く濃密な内容になっているのでよしとしましょう。

・大きな目標など立てずに、目の前の山を登りきれば、また違った景色が見え、新しくさらに高い山に登りたくなるという発想
・人生を12年周期で捉える手法
・2年で結果を出す「6・12・6の法則」
など、すぐに実行に移せるアイデア・考え方が満載です。

また、最終章では日本の問題点を指摘し、イギリスのビジネスパーソンの優れた点を述べているのですが、この箇所には大いに共感させられました。小さくまとまろうとしている自分のせせこましさに気づかされ、背中を押された気がしました。

前向きな気持ちで年明けの仕事に臨めそうです。