12.09.2008

Why型人間の隆盛。

先週金曜日に日経ホールで行われた日経経済知力フォーラム「イノベーション人材を創る」に行ってきました。

ザカティーコンサルティング細谷功さんの行った基調講演「混沌から再生へ 未来を切り拓く問題解決型人材」が抜群に面白かったです。

・今求められているのは、従来型のWhat型人間ではなく、問題解決型のWhy型人間
・その理由は、インターネット時代になり、「考える」ことがかつてないほど重要になっているから
・ネットの特徴は、1.素人参加型で信憑性が低い 2.知識・情報の陳腐化が早い 3.過度の情報の洪水は思考停止を招く
・つまり、情報の洪水を前にして思考停止に陥る人と、膨大な知識+考えることで情報を何倍にも活用できる人へと二極化している
・What型人間は知識・記憶力を武器にしている人。表面事象を捉えたり、与えられた問題を解くのは得意
・Why型人間は地頭がよく、どれだけ考えられるかで差別化している人。本質を捉えたり、答えのない問いに答えるのが得意

Why型人間は伝統のある大手企業ではなく、新興企業の方が育ちやすいという論点が、今の時代を象徴しているようで興味深いですね。