10.14.2009

『資本主義崩壊の首謀者たち』/広瀬隆

信頼できる著者による信頼できる書ですね。新聞やテレビなど一般のメディアとばかり接してきた人たちには結構ビックリな内容かもしれません。

他にも今回の“金融危機”(本書によれば“金融腐敗”)の悪玉を告発した本はありますが、信憑性の薄い本も少なくありません。その点において本書は、著者の過去の実績からも十分信頼に足る裏づけがなされていると考えられます。

内容的には、米紙に載った風刺漫画を織り交ぜながら楽しく読み進められるようになっています。