4.07.2010

桜の下で感じた異文化。

先週土曜日はお花見。いつもの友人たちやアメリカ人たち、さらにその友人たちといった雑多な人たちが集まり、総勢20名近くの大所帯に。代々木公園の穴場に陣取り、次から次へとやってくる参加者たちをうまくさばくなど、終了後はCHO(Chief Hanami Officer)としての責務を無事に果たした満足感に包まれたのでした。

参加者の中にこれまで出会ったことのないような出自を持った女性がいました。彼女はハワイ出身なので国籍としてはアメリカ人なのですが、タイ人、ハワイ人、スイス人、アラビア人、日本人、沖縄人という多国籍な血が混じった人物(親がいずれもハーフだったりクォーターだったり)。顔立ちももちろんエキゾチック。複数のアイデンティティを持つ人物だけに、文化論に関しても一家言持っており、アメリカとハワイを一緒に論じてはいけないのと同様、日本と沖縄も違うカルチャーとして論じるべきだ、などと主張しておりました。

このような新しい人たちと出会う場になると、英語の良さを感じます。日本語だとどうしても最初は敬語になり、それとなく相手の年齢を聞くことから関係性を規定しようとします。もちろん敬語には敬語の良さがあるのですが、どうしてもよそよそしくなってしまいます。でも英語には敬語がないので、初対面の相手ともフランクに話せるのがいいですね。自分でも、日本語を話しているときと英語を話しているときで人格が変わるのを感じます(英語のときの方が明るくオープン)。

均質的な日本との彼我の差を強く感じさせられた1日でした。