11.08.2008

『レッドクリフ』

簡単に言えば「中国史の授業+道徳の授業+エンターテインメント」ということになるでしょうか。

これまで何かと敬遠してしまっていた三国志の魅力にわずかながら浸れたこと。諸葛孔明役の金城武も周瑜役のトニー・レオンも実に知的でかっこよく、彼らの見せる「徳」に学びを得たこと。そして、聞きしに勝る戦闘シーンをはじめとする映像のスケールの大きさ。2時間半と1300円(前売り券)というコストに十分見合うだけの濃密なリターンを得ました。

映画そのものに関して言えば、ストーリーをとてもシンプルにまとめてあるのが好感が持てました。三国志をよく知らない人のためにも分かりやすい工夫が施してあり、また、登場人物が出てくる度に字幕で再度役柄を教えてくれるので、大作映画にありがちな「この人って誰だっけ?」という心配は皆無でした。

2009年4月に公開されるというPart2が待ち遠しい!

http://redcliff.jp/index.html