11.29.2009

日本サッカーのレベルが上がらない理由。

この週末は久々にJリーグの試合を見に行ってきました。優勝争いのかかる川崎対新潟の試合。約3週間前にチケットを買った当時の情勢ではこの試合で川崎の優勝が決まるはずだったのが、先週の試合で最下位の大分に足元をすくわれ2位転落。この試合は是が非でも勝たなければならないという状況でした。実際、しびれるような試合展開で、終盤にようやく1点を取って川崎が勝利し、望みをつなぎました。

ところで、一つ残念な気づきがありました。自由席だったので場所を移動しながら観戦しており、せっかくの機会だからと熱心なサポーターのいるゴール裏にも行ってみました。そこで発見したのは、この連中がサッカーのことをあまり分かっていないこと。いいプレーや紳士的な行為があっても拍手が起きていないのです。そしてピンチでもチャンスでも変わらぬ一本調子の応援。要は応援することが目的化しており、騒いでいるだけなのです。サポーターの最前線で拡声器を使って音頭を取っている数名がピッチに背を向けて試合を見ていないのが何よりの証拠。これじゃあ、日本サッカーのレベルは上がらないな、と残念な気持ちでスタジアムを後にしたのでした。