2.02.2008

中村俊輔の活躍を支える男。

水野晃樹のセルティック入団会見を見ていたら、隣にエジンバラ時代の友人Makotoが座っていました。以前から中村俊輔の通訳としてよくテレビで目にしていましたが、水野の通訳も兼任するのでしょうか。

海外でプレーする日本人選手たちにとって、通訳の存在は計り知れないはずです。俊輔の大活躍の裏には、もはやスコッツになりきったMakotoの存在があるのでしょう。ぜひ水野に対しても内助の功を発揮してほしいと思います。そしてMakotoにはしばらく会っていませんが、日本からエールを贈ります。

歯は口ほどにものを言う。

半年に一度ほど、歯科検診と歯垢除去のために歯科医に行きます。僕の通っている歯科医さんいわく、歯を見ればその人の生活スタイルが分かる、そうです。

「あなたはタバコは吸わないけど、コーヒーやワインは飲みますね?」(正解!)
「何かスポーツをなさっていますね?」(正解!)
「もしかして左利きですか?」(これは不正解。でも、右側の歯を磨くときは歯ブラシを左手に持ち替えるようにしているので、あながち間違っているとは言えないかも)

初めて診てもらったとき、シャーロック・ホームズばりの推理に舌を巻いたものです。

たしかに、歯がきれいな人って清潔感があり、日常生活もきちんとしてそう。歯は口ほどにものを言うのですね。

2.01.2008

『スウィーニートッド』

ようやくこの映画について語る気になりました。見たのが先週の土曜日。以来1週間近く、しばらく食事中や寝床でいくつかのおぞましい場面が脳裏をよぎったものです。

ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演と聞けば、『チャーリーとチョコレート工場』のようなほのぼのとした作品を想像したものです。ミュージカル映画というふれこみだったので、なおさらでした。ところが実際の映画は、れっきとした「ホラー」でした。

物語の舞台は19世紀のロンドン。判事に妻を横恋慕されたことから無実の罪で投獄された男は、出獄してからは理髪師になりすまし、復讐に燃える殺人鬼スウィーニートッドとなる。ヒゲをあたる振りをして、復讐の邪魔をするものの喉をカミソリで容赦なくかっ切っていく。さらにはパイ屋さんを経営する家主と結託し、死体の人肉でパイを焼き、お店は大盛況となっていく。ところが、殺してしまった人たちの中にいたのは…。とストーリーだけを見れば、いかにもイギリス的なブラックな悲劇です。

以前からミュージカルとして上演されていたとのことですが、舞台にとどめておくべきだったのではないでしょうか? それを実写にし、殺人シーンをあそこまでリアルに描く必要があったのでしょうか? グロいシーンの連続で、気分が悪くなる人がいてもおかしくありません。事実、上映中に途中退出していく人もいれば、エンドロールが流れ出した瞬間、多くの観客がようやく終わったとばかりに席を立っていきました。

ただ、冷静に考えれば、ティム・バートンに悪趣味な側面があるのはわかりきっていたことです。『マーズ・アタック』では火星人たちに何のためらいもなく人間たちを抹殺させていましたし、『チャーリーとチョコレート工場』にも過剰なほどの演出が目に余る場面がありました。どうせやるなら中途半端ではなく、とことん徹底的に、という彼なりの美学が見てとれます。人間は圧倒的なものを前にすると思考停止に陥り、笑うしかなくなるものですから。その意味では、今回の映画もその文法に則っており、彼の中では実は「コメディ」として位置づけられているのかもしれません。

どうやら映画界には、実績を出した監督にはご褒美として好きな映画を撮らせてあげる、という風習があるようです。しかしながら、そうして撮られた映画はえてして監督の自己満足に終わることが多いようです。最近では『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が『キング・コング』をリメイクし、とてつもない駄作に仕立て上げていました。ティム・バートンもかねてからこの舞台を映画化したいと考えていたそうなので、彼からすれば夢が叶ったのでしょう。ただ、お金を払ってそんな自己満足に付き合わされた観客は、たまったものではありません。

http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/